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2015 2nd ステージ 第6節(A)ガンバ大阪戦

      2015/07/24

吹田の天候は雨。気温は26度。どのくらい降るかによってはラフなボールが増え、少しは鳥栖に勝機が増えるもしれない。ガンバの試合の都合での変則日程。J1のほかのチームは試合をしていない。結果1-1のドロー。先制されながらこの悪条件のアウェイで勝ち点を拾ってこれるとは上出来。

スタメンは大エース豊田がベンチ外。前節の交代はどこかしら違和感があるとの事で、連戦続きに代表候補にも入っているので少し気懸かりだ。そしてトップ下をどうするかに個人的には注目していたが、今節は池田を起用。おそらく勝負どころでは鎌田を使ってくるだろうと思っていた。また、豊田の代役に谷口、と思わせて、なんと3バックの布陣を引いてきた。キムミンヒョクが入り、ペクソンドンに代えて早坂、ボランチに高橋に代えて岡本。3-4-3、押し込めれれば5-4-1といったところ。

 早坂 池田 水沼
ミヌ 藤田 岡本 吉田
  谷口 ミン 菊池
    赤星

SUB 奥田 小林 チェ 菅沼 高橋 鎌田 白

一方でガンバも連戦の為、若干スタメンを代えてきた。

宇佐美 パトリック
倉田      安部
  明神 遠藤
オ 丹羽 正也 米倉
    東口

SUB 藤ヶ谷 藤春 岩下 今野 大森 小椋 リンス

立ち上がりは3バックがうまく機能し、ガンバのツートップを押さえていた。決定的なチャンスを作らせなかった。守備面は安定していたものの、攻撃面はまず起点となるワントップに収まるかどうかにかかっていて、なかなかいい形は作らせてもらえず。豊田がいないのでルーズでも長いハイボールをけりこむという手は使えない。

そうしているうちに、池田が競り合いの中太ももを打撲、しばらくプレーしたもの途中交代。本当は狙いのタイミングではなかったと思うが鎌田が投入される。

ガンバは次第に鳥栖の右サイドの3バックの外側のスペースに基点を作り鳥栖を攻略しだす。後半39分、鳥栖の右サイドの狭いスペースを倉田に破られ菊池が引っ掛けてPK。これを遠藤に決められる。

前半鳥栖の時間を作れないまま後半戦に入る。

 


 

後半は鳥栖は息を吹き返して、すこしずつチャンスを作れるようになる。鳥栖右サイドが活性化して吉田のオーバーラップが目立ち始める。そんななか、左からスローインを早くリスタートしクロスから鎌田が決める。藤田がボールをもってロングスローに入るかという構えから、ガンバが一瞬緩んだところを仕留めた。

1点取ったことにより、鳥栖は前に出れるようになり、チャンスをいくつか作る。ガンバもガンバで、決定的なシーンをいくつか作りながら決めることができない。

赤星がいくつかよい飛び出しを見せる。前半宇佐美を引っ掛けてあわやPKかという場面もあったが、勇気を出して前に出ていて、試合勘も取り戻しているようだった。

鳥栖は、後半20分に岡本から高橋、後半40分早坂からチェソングンに交代。最後は谷口を上げてパワープレー。一方ガンバは、まだリードしていた後半23分、遠藤から今野へと守備的な交代をしたあと、同点後に明神からリンス、左SBのオジェソクをより攻撃的な藤春に交代、勝利を取りに行く。最後のほうはお互いにそうとう疲れ果てていた。

危ないシーンをいくつか作られたが、連戦の悪コンディションが幸いした面もある。本調子のガンバならばやられていたと思われる場面が結構あった。一方で鳥栖はよくがんばった。3バックを引いて前線にターゲットがない中で、いままでと違った形のサッカーを中二日の短い時間の中でできたなと思う。また、ガンバが体力的に落ちていくなかで、フィジカルの差が少しは出たのではないだろうか。特に後半は気持ちを持ちなしたかのようによく踏ん張った。

しかしどうやって点とるかなと思っていたが、したたか粘り強くよくやったなあ。これこそ鳥栖らしさだろう。貴重な勝ち点1ゲット。前節に比べるとなかなか緊迫したいいゲームだった。

 -Jリーグ

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  • Jリーグが始まった年からぼちぼちとサッカー見てました。サッカー経験はないけど、子供とボール蹴るのは楽しい。40代二児の父。鳥栖サポ。

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