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エディー・ジョーンズという監督

      2015/10/15

ラグビー日本代表のWCでの快進撃、とても楽しく観戦しました。私が知ってる時代は、オールブラックスに140点とかで負けている時代なので、強豪と同等に戦っている姿に感慨深い思いです。当時と比べて他国出身の選手が増えているとは言え、素晴らしい進歩だと思います。

さて、この快進撃を指揮した監督(ヘッドコーチ)がエディ・ジョーンズ氏です。なんか東アジア人ぽいなと思っていたら、日本クォーターなんですね。

そのエディさんについて興味があったので記事を探してみると、いろいろと面白いものがありました。

エディー・ジョーンズHC…日本躍進させた激情家「自立心育て、勤勉さ磨く」

「ハードワーク」という言葉を頻繁に口にする。練習メニューやチームづくりの参考にするため、日本のプロ野球から欧州のサッカークラブまで視察に赴く。サントリー監督時代には「早朝からの若手の練習にも来ていて、夜は一番最後までクラブハウスにいた」と関係者は明かす。

 また、日本人の「勤勉性」を世界に冠たる長所と位置付け、強化の基盤に置いた。「われわれのトレーニング量は南アや豪州の選手には絶対に耐えられないが、日本人ならこなせる。アドバンテージとして使っていかないと」。年間120日に及ぶ強化合宿を行い、80分間戦い抜く運動量と精神力を鍛え上げた。

エディーHC悔いなし 試合前に涙 8強期待し退任

リーチ主将が感謝の思いを口にした。「自分の体がぼろぼろになるまでチームに力を注いでくれた」。毎日、日が変わるまで分析を重ねた。ボーズウィックFWコーチは「もともと分析が好きで相手の映像を何十回も見る。でもエディーさんほどじゃない」と言う。宮崎合宿中には佐藤通訳が「朝5時にはメールが入っていることもある。いつ寝ているんだろうと思う」と明かした。12年には過労による脳梗塞で倒れたが、病室のベッドから指示を出した。「眠らぬ男」と呼ばれる絶対的な指揮官が見せた涙という「人間くささ」が、選手たちの心に響いた。

ご本人も相当心血注いで働かれたようですが、練習もハードでリーグ開催中にも関わらず年間120日代表メンバーで練習していたそうで、それも朝5時!から夜9時までだとか。

嫌われたから、日本のラグビー変えられた エディHC

データを重視し、目標から逆算してあらゆる戦略を立てる。「W杯で勝たせるすべは知っている」と話すジョーンズHCは、知的な一面とともに、周囲にはかんしゃく持ちの激情家として知られている。時には機関銃のような勢いで怒りをぶちまける。「エディさんは怒ると対話できない。いい指導者だけど、いい人間とは言えない」と複数の選手は漏らした。

ある元代表選手は「エディさんは性悪説に立って指導する。僕らを(将来勝てると)信頼はするけど、(過去の実績の)信用はしない」と話していた。国内の実績は参考程度。判断材料はW杯で戦えるか否か。その基準に達しなければ、代表に貢献してきたベテランでも容赦なく選考対象から外した。日本のスポーツでは監督への尊敬がチームの結束を生み、勝利へ突き進む力になるという見方がある。ジョーンズHCは、そんな分かりやすい指導者像を超えた存在だった。

ジョーンズHCはいわゆる「いい人」ではない。ただ「眠らない男」の異名通り、誰よりも働き、W杯の勝利にこだわった。就任直後、「私は嫌われる存在になるだろう」と話した通り、自ら「劇薬」となって長く低迷した日本ラグビーの固定観念を覆した。

結果を出した今、どんなストーリーも成功法や美談として語られますが、失敗すればエゴの強い監督という烙印を押されかねません。勝負の世界とは厳しいもので、成功を収めたからこそ持ち上げられるもの。こういう監督のスタイルが必ず成功するかというとそうではないと思います。勝負は時の運って事もありますから。

そんな勝てば官軍の世界ですが、それでも面白かったのが、エディHCと選手の関係性。けっして仲良しこ良しって訳じゃないんですね。相手を理解して尊敬される指導者像というのが日本でよくみるサイドストーリーですが、監督とチームとの緊張感って大事だなって思いますね。
あと、これがクラブチームだと、自分のスタイルにあう選手をチョイスできなかったりと制約があって難しいかもしれません。

ハードワークすればなんとかなる、というのが一人歩きするのもちょっと怖い。日本人が小さいけどハードワークで頑張ったとかいう記事も結構ありましたけど、体格で劣るとはいえある程度のサイズを揃えた”才能を与えられた人達”の集まりですからね。五郎丸だって185CMあって別に小さくないんですよ。その辺のおっさんがハードワークしてもだめで、才能持った人達がさらにハードワークしていかなきゃって話です。

ラグビー日本代表はこの「ハードワーク」のスタイルを継承するらしいのですが、エディが退任してもこのスタイルが継承できるのか。ハードワークするには、己の力だけではなく自分を働かせるなにかが必要なのかもしれない、そう思ったのでした。

 -備忘録

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