2016 1st ステージ 第7節(H)ヴィッセル神戸戦
熊本地震の影響で遅れていた第7節。変則的に木曜日の開催。いつも試合があるのは水曜日なので、ちょっと変な感じがする。平日ということで、観客は6000人台。6月最初で、J1に残留する為には重要な試合。
スタメンは、ほぼいつものメンバー。キムミヌがいないところに福田が入り、MFは福田、高橋、チェソングンという並び。バックラインは、吉田谷口ミンヒョク吉田。トップは豊田と富山、トップ下に鎌田が入る。対する神戸はボックスの442のフォーメーション。藤田もスタメンボランチに入る。トップのレアンドロが怖いところ。
この試合はシステムはいつもと同じ4321ながら、明確にやり方が違っていた。繋ぐサッカーをずっといってきたマッシモだったが、今回は完全に豊田目掛けてロングボールを蹴ってきた。基本的には浦和戦と同じく、カウンター主体のスタイルを取ってきた。繋ぐサッカーを完成させるには、パーツも足りないし時間もない事を監督も悟ったのだろう。
印象的には神戸がボールを持っている時間の方が長いように感じた。神戸もなかなか鳥栖の守備をこじ開けられないが、やはり藤田のキックは正確で、セットプレーでは林が飛び出せない微妙なところにボールを入れてくる。もちろん、ロングスローも脅威だ。ただセットプレー以外ではそこまで危ないシーンはなかったように思う。
対する鳥栖は、豊田の頭目掛けたボールからの攻撃がうまく機能していたし、カウンターも何度となく仕掛けることもできていた。前半も富山のキーパーとの1対1もあったし、後半も早坂のスルーパスに豊田が飛び出したシーンがあったが、いずれも神戸GKキムスンギュに防がれた。ぱっと見はそこまでのキーパーに見えなかったが、さすがに韓国代表GKだけはある。
やはり、ずっとカウンターを見てきた鳥栖の観客は、カウンターが好きだなと思う。特に試合終盤のオープンな展開になると盛り上がる。豊田が1対1を外し、すぐさまレアンドロの抜け出しから決定機、攻守がすばやく切り替わり、見ていてスリリングな試合だった。この両エースが外したシーンが今日のハイライトではなかっただろうか。
終了間際には毎度の事ながら、谷口の惜しいヘッドがあり、ゴールまであとわずかに迫りながら、ゴールを割ることが出来ず。チャンスを作りながら決めきれないという流れはこれまでと変わっていないものの、カウンターからのチャンスシーンが多かったからか、観客を楽しませることはできただろう。
残念ながら、得点を取る事は出来なかった。のどから手が出るほど欲しい勝ち点3だったが、次に持ち越しとなった。これで、残留を争う下位のチームは同じ試合数で並び、勝ち点はほぼ横並び。得失点差からわずかに降格圏脱出の15位。いい流れを継続していって欲しい。
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