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2016Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第7節 (H)柏レイソル戦

   

日曜昼間のナビスコカップ。もうすでに敗退が決まっている為、完全に消化試合。観客は少ない。気温も20度前後で少し肌寒い。木曜日の試合から中二日なのサブ中心だろうし、このメンバーでどう戦ってくるか、その点は興味深い試合だった。

主導権を握った攻撃陣のトライアングル

スタメンは池田がトップに、鎌田、楠神のツーシャドー。中盤は右ソングン、左早坂、アンカーに岡本。DFラインは右から、藤田谷口ミンヒョク三丸。GKは赤星。柏は恐らくボックスの442。

前半鳥栖が主導権を握れたのは、池田と鎌田、楠神のトライアングルが機能していたからだ。池田にロングボールを当てる攻撃が基本だが、池田が競り勝てていた上に、このツーシャドーがボールを保持して攻撃を完結できていた事が大きい。SBの少しのフォローでフィニッシュまで持っていけるので、これまでの試合より中盤はディフェンスに専念でき楽だったはずだ。

楠神が意外と軟体動物のようにタックルを食らっても粘り強くボールが保持できていた。他のチームでもスーパーサブ的に使われる事が多かったと思うが、体力的な面か守備力に課題があるかと思う。あんまり楠神を見てないのでよくわからないが、今後は活躍の場面が少しはでてきそうだ。

柏はロングボールは極力減らしてサイドを繋いで攻略する姿勢は見れた。だが、池田のPKから先制点を許すと、早いうちに動いてきた。155CMの小柄なFW中川を下げて、エデルソンというFWを入れてきた。ロングボールを使いつつ、サイドからクロスという狙いだろう。

前半は鳥栖が主導権を握って終了。柏はほとんどチャンスが作れなかったので、このまま勝てるかなーと楽観していた。

早すぎたシステムチェンジ、恐怖を与えたピンポイントクロス

そんな気楽な気持ちで後半スタート。柏は右サイドバックを変えてきた。鳥栖のウィークポイント、サイドを攻略してクロスを上げて攻めたい。そんな意図が見える。鳥栖は交代なし。

後半開始5分。その交代した右SB湯澤、遠めから正確なクロスを放り込む。中で合わされギリギリでバーに救われる。柏は狙い通りの攻撃。それにしてもかなり遠くからあのすばらしいクロス。この一本のクロスが、またいつものようにやられると、監督の心に恐怖心を呼び起こしたのではないだろうか。

後半14分、攻撃の面で上手くいっていた鎌田を下げ、福田。たしかこの時点でもう、チェソングンがずれる変則5バックに移行。鎌田のコンディションの問題かもしれないが、一本のクロスが、上手くいっていた鳥栖のシステムを変更させた。

主導権を手放した鳥栖は柏に一方的に攻められる。池田も疲れからなかなか勝てなくなって、浦和戦のようなカウンターも見せることもできず、攻められ続ける。後半23分、楠神から岡田。岡田はおそらく、ディフェンス面でも中盤を助けるよう指示されていた。その岡田が二列目まで降りてチェイス。しかし、結局右を破られてクロスから失点。この時、岡田がそのままSBについて行けば、クロスまでいけなかったのだが。

一旦守備に振ったシステムを攻撃に振るのは難しい。最後は、豊田を入れてパワープレーを試みる。できれば、もう競り勝てなくなっていた池田を早めに豊田に変えていれば、結果は変わったかもしれない。

勝とうが負けようが消化試合の鳥栖は攻めに出る。最後はお互いオープンな展開となり、どちらが勝利しておもおかしくない展開となった。

外れ続けたマッシモ采配。リーグ戦は頼む。

いい流れを自ら手を離したような監督の采配。システムを変えずにシャドーに福田を起用しても、それなりの形を作れたと思うが、勝ちたい気持ちが裏目にでた。どんな采配も、結局は結果次第だが、今日の策に運はついてこなかった。残念。

またしてもホームで勝利がするすると逃げていったマッシモサガン。急降下したような展開だったが、消化試合のナビスコだったのでまあいいかというなんとも微妙な感じで、多くのサポーターがそうだったのか、ブーイングもでず比較的穏やかな試合終了後だった。

だが、リーグ戦だとそうはいかない。だんだんと選手の事も理解してきたはずだ。新しい選手やシステム、戦い方も見えてきた。もうこういう展開はこれきりにして欲しい。

 -サガントス, ナビスコカップ

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