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2016 1st ステージ 第15節(A)名古屋グランパスエイト戦

      2016/06/13

当日はリアルタイムで見ることができなかったので、先ほどスカパーにて視聴。6月に入り梅雨入りし、昨日の九州は気温も湿度も高く、この中でプレーするのはそうとうきついと思っていたが、公式によれば、当日名古屋の気温は 24.8℃ 湿度は51%。思ったほど過酷な環境でもなかった。

先発は目新しい所では、福田がスタメンに名を連ねてきた。これまで重用されてきたチェソングンに代わる出場。また、キムミヌがケガから復帰。よって中盤は、左福田右キムミヌ。アンカーに高橋。他はほぼいつもどおりのメンバーで、4312のシステム。対する名古屋は、ボックスの442のシステム。FWの2m近い長身のシモビッチを中心に、全体的に大きい選手を揃えている。攻撃をコントロールするのは中盤に入った田口。

試合開始早々の得点。輝いたトップ下とアンカー。

まずは、試合開始直後の先制点が試合を安定させた。コーナーキックからの最初のチャンスに、スカウティングと富山のキック精度によりもたらされた。見事なサインプレーだった。先制点により、チームは落ち着いて試合を進めることが出来、終始プレーが安定していた。今日はロングキックを蹴らずに終始パスで繋いでいたが、スムーズなパスワークで、低い所で奪われてショートカウンターを食らうような場面もなかった。

アンカーに入った高橋が、ボールの受け方がずいぶんよくなったと思う。久しぶりに蹴らない戦い方をしたので、今日は高橋の繋ぎが地味ながら効いていた。ボックスの442に対してダイヤモンド型の中盤なので、アンカーとトップ下はミスマッチになるが、今日はそのシステム上の利点が生きていて、高橋の攻守のつなぎと、トップ下の鎌田の活躍が目立っていた。

鎌田の方は、見せ場は数多くつくるもののの、決めきれなかった。前半終了から後半開始すぐぐらいまで、じゃんじゃんチャンスが来たのだが、すべて決めることが出来ず。今日は名古屋がうまく鎌田を捕まえきれなかった面もあるが、比較的自由にプレーする事が出来、ドリブルなどで鎌田らしいプレーは見ることが出来た。最近は守備もよくなってきているので、さらなるレベルアップを期待したい。

もちろんトップ下の鎌田にマークがずれると、中盤の他の2人、キムミヌと福田もマークがずれて動きやすい。その上、二人のバランスが非常に良かった。ミヌが出るとき福田が下がり、福田が出るときミヌが下がる。二人ともいいパスを前線に送っていたし、ゴール前にもよく顔を出していた。残念だったのはフィニッシュを決められなかった事だけ。

うまくいかない名古屋。模索中のシステムいじり。

鳥栖が安定していたのは確かだが、それにもまして、名古屋の攻撃がうまくかみ合っていない面があった。名古屋は、おそらくサイドをスピードのある永井やサイドバックを使って攻略してクロスを供給したかったはずだ。それに対して鳥栖は、特に永井のいる左サイド、鳥栖にとっての右サイドの藤田をオーバーラップを自重させていた。その対応も良かったのだが、監督からは、もっとサイドの裏にボールを入れるように指示がでていたようだが、サイドの裏にボールを供給する意図があまり感じられず、永井を生かしきれていなかった。

後半に入り、川又が下がりボランチに磯村が入り田口が一列上がってトップ下に。試合後の監督コメントによると、守備バランスを見ての交代という事。おそらくトップ下の鎌田を捕まえたいのと、逆にアンカーまわりのスペースを使いたいという意図だろう。後半も半分も過ぎてくると、シモビッチとのコンビネーションから田口が決定的なシュートを放ったりしたが、監督としてはもっと田口を経由した攻撃をしたかったと思う。試合終盤になってくると、ボランチを一枚下げてFW小屋松を投入。前の人数を増やしながら早めにゴールエリアにボールを運びたいところだが、残り時間も少なくうまく機能させる事はできなかった。

システムが固まらず手探りで自分たちの形を模索している監督。全体の意図統一がなかなかできていないチーム。このあたりに、名古屋の出来の悪さと不振が表れているように思う。

まずはひとつのステップを登る。大事な1st残りゲーム。

方向性の定まらない名古屋に対して、鳥栖は頑固にも4321を基本としてきた。今日はトップ下がうまく生きたので、チャンスも数多く作ることが出来た。つなぎでのミスも少なかった。だが、キミヌにしても鎌田にしても、今日のフィニッシュの精度は相変わらず課題だ。結局は、そこが解消されない限り、勝利する事は出来ない。

現時点で、16位の新潟と同じ勝ち点、得失点差でギリギリ15位。1stステージ残りはホームガンバ戦、アウェイ新潟戦。新潟も負けられないので、必死に戦ってくるはずだ。今年の残留争いの天王山が早くも訪れる。このまま、上り調子で6月をクリアしてほしい。

 -Jリーグ, サガントス

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