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2016 2nd ステージ 第2節(A)ヴィッセル神戸戦

   

先週の劇的な勝利を得て、今日はアウェイ神戸戦。神戸は中位にいるものの、タレントの揃った好チーム。また、梅雨の高湿度のコンディションもまた試合の行方を左右しそうだ。結果は2-2のドロー。どちらに転んでもおかしくない好ゲームとなった。

鳥栖の先発は、ここ最近のスタメンから富山が負傷で早坂がスタメンで起用される。他のFWを押しのけて早坂がスタメンに入ったのは、前節の活躍によるものかと思ったが、しっかりとした理由があった。システムはもちろんいつもどおりの4312。

いい入り方だった鳥栖。しかし先制したのは神戸。

対する神戸は、442のシステム。注目は新加入のブラジル人ニウトン。途中加入でいきなり10番を付けるこの選手は、そうとう期待されている選手のようだ。トップのレアンドロ、ペドロジュニオールとともにブラジル人トリオのクオリティは高い。

鳥栖の試合の入りは悪くなかった。前からのプレスが機能してショートカウンター。セットプレーからもあわやゴールもというシーンを演出。ところが神戸はファーストチャンスをすんなりとゴールに結びつける。ニウトンの所を人数をかけてプレスに行った所をあっさりパスを出されて前線まで繋がれる。あとはツートップのクオリティでゴール。やっぱりレアンドロの決定力はすごい。

早々の失点で難しくなると思われた鳥栖だったが、前半のうちに同点にする。これもショートカウンター気味だったと思うが、チャンスからクロスの跳ね返りを鎌田がファーに絶妙なクロス。これをキムミヌが合わせて同点。このゴールシーンの前後にも、引っ掛けてカウンターのシーンを作ることが出来ていて、意外と悪くない。

プレスが効いていたのは、早坂が一列下がって献身的にプレスしていた事も一因としてある。試合後の監督コメントでもいっているが、相手両ボランチに対して鎌田と早坂にプレスに行かせる狙いがあった。早坂が起用されたのは、守備力や献身性や戦術の理解力があるからだろう。

発揮され始めた鎌田の才能。相手に渡した流れ。

次の得点をとった方が勝利に近くなる。そう思いながら後半開始。すると、開始早々に鎌田がその輝きを見せた。ゴールエリア近く左サイドでボールを持った鎌田がカットイン。神戸の守備は中に人数が揃っていたが、それを細かくフェイントでずらして、針の穴を通すように左隅にゴールイン。ホームガンバ戦の二点目と同じような形だった。きっと自信がある得意なプレーなのだろう。

これまでなかなか得点する事が出来なかったが、ここ数試合得点が増えてきた。やはり鎌田の出来不出来がそこは左右している。ある程度守備が落ちるのは目をつぶって鎌田の個人能力に期待して先発に起用し続けていた事が、ここに来て結果を出し始めている。だが、彼にはまだまだコンスタントにやって貰わないといけない。

ここからはある程度引きながらカウンターで仕留められれば100点のゲームだった。実際にその後チャンスシーンはいくつもあり、相手キーパーのファインセーブなどもあり、三点目が奪えない。そして次第にゲームの流れは神戸に。

失点シーンは右サイドから。これまたプレスを掻い潜られテンポよくパスを繋がれる。右サイドでもった小林がきりかえして左足でクロス。逆足でのクロスにタイミングを外されて中は跳ね返せない。それを飛び込んだ渡邉千真に決められる。

鳥栖の両方の失点ともにそうだったが、神戸は鳥栖のプレスの外し方が上手かった。取りどころで人数をかけてプレスをするので、ここを取りきれば鳥栖側のチャンスだが、外されると逆にスペースがあるので一転大きなピンチになる。

ここからは鳥栖が押し込まれる展開に。カウンターでチャンスメイクしたい所だが、押し込まれる一方で、前に基点を作ることができない。神戸もまた、鳥栖の弱点であるサイドを徹底して突いてくる。数10分前には勝利に近い流れだったのが、逆に失点しかねない流れになってきた。

交代はまずは鎌田から池田。この時点でおそらく442のフォーメーション。福田高橋のボランチに左ミヌ、右早坂のフォーメーション。神戸に行った流れはなかなか戻らず。87分、もうこの時点でドローでもいいという判断で青木を投入。5バックの235、サイドのスペースを埋める形で試合を絞めた。

まだまだ作り上げていくチーム。

さてこれで勝ち点1を積み上げて21点。順位にして13位。この状況だしアウェイなので、勝ち点1でも悪くはない。

チームの状況は先週の劇的勝利が効いてるものの、その前のアウェイ新潟戦のような力ない戦い方もしているし、失点が重なっているのも気になるところではある。サイドが破られるのはシステム的にある程度仕方がないが、中の対応がよくない。攻撃に関しても、鎌田がだんだんと調子が出てきたが、安定してコンスタントに結果を出してほしい所だ。チーム戦術としても、彼の出来不出来がチームの結果に直結する。

戦力の状況も、使われなかった多く選手がチームを去り入れ替わりつつある。選手構成面に置いてもまだまだチームを作り上げていく段階かなと思う。

そして、次は中3日でまたしてもアウェイ湘南戦。降格戦線においては潰しておきたい相手だし、1stのホームでの敗戦の借りを返したい相手でもある。高温高湿度、連続アウェイ、中3日。この状況でどういう選手選択をしてくるか。でも、多分やり方はあまり変えないだろう。早坂の所は変えてくるかもしれないが。

 -Jリーグ, サガントス

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