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第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦vsFC琉球戦

      2016/09/06

2016年の天皇杯が始まった。バックスタンドで観戦していると、今年の決勝は吹田スタジアムとの事。なんか違和感があるが、元旦目指してがんばってほしい。まずは最初の一勝から。J1といえど、天皇杯では下位リーグにポロッとやられることもある。

台風が近づいてきて開催が危ぶまれたが、雨も降らず風もさほどなく、嵐の前の静けさという所。湿度は高めなので若干きついかもしれない。スタメンは少し変えてきた。林とキムミンヒョクが代表で不在のため、GKは赤星。CBは青木が入る。あとは福田と豊田、吉田が温存され、池田、福田の所に早坂、SBは三丸が起用される。システム自体は変わりない。

対するFC琉球。前情報をぜんぜん入れずに試合をみたが、4141といったところ。天皇杯で下位リーグから上位リーグに挑むとなると、ガチガチの守備から入ってカウンター、セットプレーで虎の子の一点を取って逃げる、こんなパターンを想像するが、FC琉球は普段どおりのサッカーで挑んできたようで、とても攻撃的なスタイルだった。

存在感を見せ始めたエルカビル。

前半は鳥栖が積極的な入りを見せる。エルカビルと鎌田の所で上手くボールが収まっていたので、手厚い攻撃を見せる。琉球の前の4+1の五人、このプレスを掻い潜ると、DFラインの4とアンカー1枚で中盤にスペースがあるので、そこが上手く使えていた。

前半9分に鳥栖が先制。上がってきた三丸からのクロスが逆サイドに抜けた所、角度がないところからカビルが思い切り蹴りこむ。鳥栖のいい時間は続き、前半18分には、カビルの突破からのクロスに鎌田が合わせる。カビルは鎌田をだいぶ信頼しているようで、二人のコンビで崩す場面も度々見られた。

今の所、カビルの印象は強烈なシュートとプレーの正確性。テクニックもスピードもある。高いお金を出す価値のある選手であるようだ。一発があるので、コンディションがもっと上がっていけば、流れを変えるようなプレイヤーになりそうだ。

キムミヌが前半15分ぐらいで負傷退場し福田。頭部が切れて出血したようで、大事ではないようだったのが幸い。代わりに入った福田は試合に出たくてしょうがなかったぐらいのキレを見せていた。

アクシデントがあったものの、前半は、鎌田とカビルの活躍で2-0。

琉球に主導権を握られた後半。

前半の終了間際に池田にイエローが出た。試合の当初からロングボールのターゲットとして琉球の22でマッチアップしていたが、池田勝っても反則を取られ続けていた。池田は普段どおりのプレーだろうが、審判との相性が悪く、豊田の変わりのターゲットマンとしての仕事が難しかった。これが試合の流れを琉球に傾ける一因になった。

琉球のスタイルは前の5人で、積極的にプレスしてショートカウンターを狙ったりするスタイル。ボールを保持して攻撃する場合にも、CB2枚+アンカー1枚を残し、両SBは相当高いところまで上がっていっていた。もちろん2点取られていて失うものがない訳で、そういう意識からも後半は前半よりイケイケで向かってきた。

後半13分、カビルがさがり岡田投入。琉球のラインは相当高く裏のスペースはあるので、岡田が生きるシチュエーション。投入後すぐに結果をだす。カウンターから持ち出した岡田が、ゴール左、少し距離はあったがキーパーを越えるコントロールされたシュート。なかなかチャンスを掴めずにいた岡田はどうしても点が取りたかっただろう。

ここからは琉球の時間。さらにプレスの強度が強くなる。前からプレスにこられても、慌てずにボールをポゼッションできればいいのだが、GK含め、バックラインもサブのメンバーなので、なかなかボールを保持できずに蹴ってしまう場面が目立った。ロングボールを蹴るものの、前述の通り池田は一枚もらっていて審判との相性も悪くプレーが限定されてなかなか収められない。さらに、池田が下がり、トップが鎌田と岡田になり、なかなかポストプレーが収まらない。また相手ボールになるという悪い循環。これが最後まで断ち切る事が出来なかった。

琉球は、ワンタッチツータッチでテンポよくつないで中に入ってくる。流れるようなパス交換から度々シュートまで持ち込む。後半21分、するっとアンカーの6番の選手が上がってきて鋭いシュート。コース的には弾けたかと思ったが、赤星が触れずゴール。

ずっと中を破られるので、池田に代えてタハール投入。442のダブルボランチ。トップは鎌田、岡田。右早坂左に福田、タハールと高橋がボランチ。中は閉めたものの、プレスに耐え切れず蹴ってしまっていたので、なかなかボールを保持できず。琉球に押されながらも凌ぎきってゲームを締めた。

3000人台ののんびり観戦。

台風の前の天皇杯という事で、観客は3000人台。いつも協会から鳥栖に割り当てられるチケットがあるが、それも売切れていたので、結構人が入るのかと思いきや、観客は少なかった。

たまにはゆったりと見るのも悪くないが、やはり緊張感のある試合の方が面白い。どことなくのんびりとした空気が流れる試合だった。得点できずに延長とか、点の取り合いとかになるとまた違ったかもしれない。また、観客も今の鳥栖の調子のよさを信頼しているようにも思う。

天皇杯は次はC大阪。今のC大阪がどんなチームなのかは知らないが、難敵であろう。その前に、大事なアウェイ浦和戦が待っている。

 -サガントス, 天皇杯

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