*

2017 J1第1節(H)柏レイソル戦

      2017/03/09

早くもJ1が開幕。忙しくてDAZNにてざっくりと視聴。ジャッジの問題はさておき、ちょっと全体のバランスがよくなかったかなと思う。

福田の病欠、4312から442。

スタメンのところでは福田がスタメンにもベンチにもいない。インサイドハーフには、原川と小野が起用される。おそらく小野が隠し玉で準備していたのだろう。福田に関してはインフルエンザで出場できずとの事。

対する柏は442。ツートップにディエゴオリベイラ、ハモンロペス、右左MFにクリスティアーノ、右にスピードのある伊東。破壊力のある前線4枚をどう封じるか。

試合の入りから柏が主導権を握る。柏の前線も結構積極的にプレスにくる。鳥栖は押し込まれてなかなかボールを持たせてもらえない。

問題は2つあった。2トップに引っ張られて、あまり高いラインを引けていなかったこと。もうひとつは、急遽先発となった原川がまだ鳥栖の4312の福田がこなしていたタスクに不慣れだった点。鳥栖のシステムは中央を固くしている為どうしてもサイドに張られると弱い。インサイドハーフとサイドバックとボランチの間のスペースが空きやすく、そこを使われると難しくなる。いつもであれば、福田が全速力で下がってスペースを埋めるのだが、まだその辺りの連携がうまくいっていなかった。

この鳥栖の弱点をスペースを柏は積極的についてくる。主導権が握れないので、鳥栖は4312を諦め、442にシステムチェンジする。トップしたの鎌田を左MFに持ってきて原川、高橋のダブルボランチに。442ににすることで柏の猛攻をしのぎ切り膠着状態へ。

先制は鳥栖。ロングボールを収めた鎌田がゴール近くでFKをゲット。これを原川が直接決める。前半はそのまま終了。

ブラジルトリオのクオリティ。鳥栖のバランス。

後半開始早々に柏が追いつく。サイドチェンジのボールがハモンロペスに入り吉田がフェイントで交わされた所に手が出てPK。

さらに柏は勢いのまま追加点。ディエゴオリベイラの突破から伊東がクロス、このクロスに飛び込んだ武富に藤田が尻から飛び込んでPK。

両方ともジャッジがクローズアップされるが、その前の場面でブラジル人助っ人に突破を許していてクオリティの面で負けている。やはり、強烈なプレイヤーがいる時に1対1で対峙してもなかなか抑えきれるものでもない。吉田も対人守備は強いが、それでもやられる。

442の場合、両MFが深いところまで戻ってきて守備する場面は、最近ではよく見る。乾や大迫、原口なんかもそうだが、欧州にいった選手は軒並み守備もサボらずやるような選手になっている。たぶんそこまで要求されるのだろう。

翻ってこの日の鳥栖は、両サイドMFは小野と鎌田。小野はやはり欧州に行って少しは守備意識が向上しているのか、積極的に戻ってきてスペースを埋めていた。どちらかというと問題があったのは鎌田のサイドで、吉田は終始伊東の対応に手を焼いていた。本来は鎌田が戻ってきてもっとハードに守備をしないといけないのだが、急遽入った左サイド、守備意識も守備能力もそこまで高くなく、ここが鳥栖を苦しくさせていた。

本来は、鎌田、小野が入っていることで攻撃寄りのスタメンで、もう少しボールをもって主導権を握れればよかったが、如何せん、柏の前線のクオリティを上回ることが出来なかったともいえる。攻撃的な布陣により、去年よりもチャンスメイクはできるようになったが、得点という結果は出すには至らず。

福田という縁の下を支える選手を急遽欠いたアクシデントがあったとは言え、結果的には柏の攻撃陣に対してすこし軽く見たようなバランスだったと思う。

まだまだ開発途中のチームバランス

小野はテンポのよく正確なパスが印象的で、チャンスメイクが出来る選手だった。これまで鳥栖が持っていない攻撃のクオリティを出せる選手だと思う。原川は今日のFKを決めたように中距離の正確なキックが目についた。終盤負けていて攻撃に出る時、高橋が前にいって原川が残ってボールを散らしていたが、アンカーにおいた方がいい仕事ができる気がする。

吉田はPKとられたり散々のように見えただろうが、そもそもが鎌田が助けに来ないので、単騎で広大なスペースを守らなかったので気の毒ではあった。

鎌田の守備があんまりよくないのと同様に、豊田の繋ぎもよくない。今日も繋ぎのパスをよくミスしたりかっさらわれたりしていた。その一方で、鎌田も豊田も単独で試合を決めるようなドリブルシュートや高さを持っている。

いろんなタイプの選手がいる中で、それぞれの選手の特性をいかし、どうチームを作っていくか。完璧な選手などなく、短所長所は必ずある。才能ある新しい選手も入ってきた。今持っている選手のクオリティを組み合わせて、だんだんとチームが出来上がっていくといいなと思う。

個人的には鎌田はFWかトップ下しか難しいかなあと思う。小野もそんなタイプだけど、鎌田より守備はいい。ただしIHで使うなら、高橋、福田が支えないといけないかなと思う。

新加入の選手を加えて新しい化学反応に期待して今季を見ていきたい。

 -Jリーグ, サガントス

ad

  関連記事

2015 2nd ステージ 第5節(H)鹿島アントラーズ戦

九州北部は梅雨明け宣言が出た。だが気候はすっきりしない。前節同様、試合開始時点で30度前後、湿度も9 […]

2017 J1第20節(H)清水エスパルス戦

毎度気候の事を書くが、この日も高温高湿度でハードな日だったが、台風接近で風が強くて幾分ましなコンディ […]

no image

来季は

もうあと1節で全日程終了。早いもので、幸せなシーズンももうおしまい。そして年末。 今年は出席率は減り […]

2016 2nd ステージ 第8節(H)川崎フロンターレ戦

毎日毎日暑い。雨も降らず気温も35度を越えてくる。選手にとってはきつい季節が続く。そして相手は首位川 […]

2016 2nd ステージ 第9節(A)ジュビロ磐田戦

当日所用があり、月曜の早朝オンデマンドで試合を観戦。ジュビロの名波監督は研究熱心だが、よくスカウティ […]

2016 2nd ステージ 第7節(A)ガンバ大阪戦

噂のガンバの新スタジアムを見たい一心で、吹田スタジアムに遠征。旅行を兼ねて3日滞在したが、九州と同じ […]

2017 J1第18節(H)川崎フロンターレ戦

梅雨の高温多湿の環境でのフロンターレ戦。相手は水曜日に試合をして中2日という事で、コンディション的に […]

2017 J1第6節(H)アルビレックス新潟戦

九州レジェンズなどイベントが組まれながらも、あいにくの雨模様で一万人割れ。お客さんは少なかったが、試 […]

no image

J2第19節 サガン鳥栖 vs.ザスパ草津

凡戦。試合終了の笛とともに急ぎ家路に着く客。いろんな所からブーイング。それも試合を見た多くの人は仕方 […]

さようなら藤田直之

唐突に藤田の神戸移籍が発表された。 これまで新聞やネットで見聞きした情報からすると、確かに藤田の年俸 […]

ad

  Message

メールアドレスが公開されることはありません。

*

ad

  • Jリーグが始まった年からぼちぼちとサッカー見てました。サッカー経験はないけど、子供とボール蹴るのは楽しい。40代二児の父。鳥栖サポ。

    詳しいプロフィール
2017 J1第24節(H)ガンバ大阪戦

前節の大宮戦で意気上がるサガン鳥栖。今節の対戦はガンバ。ガンバがこの所勝ててないのが気にかかる。手負 […]

2017 J1第23節(H)大宮アルディージャ戦

数日涼しい日があったが、また暑い夏に逆戻り。若干風があり、夜は少しはましな気温だ。今節はホームで大宮 […]

2017 J1第20節(H)清水エスパルス戦

毎度気候の事を書くが、この日も高温高湿度でハードな日だったが、台風接近で風が強くて幾分ましなコンディ […]

2017 J1第19節(A)サンフレッチェ広島戦

連日猛暑の毎日。それに加えて湿度も高い。夜になっても30度近くあって、とてもまともに運動できるような […]

2017 J1第18節(H)川崎フロンターレ戦

梅雨の高温多湿の環境でのフロンターレ戦。相手は水曜日に試合をして中2日という事で、コンディション的に […]

  • follow us in feedly