2017JリーグYBCルヴァンカップ GS第1節(H)アルビレックス新潟戦
2017/03/25
今年は例年より早くカップ戦がはじまった。今年よりスポンサーのヤマザキビスケットさんの看板商品が名称に使われルヴァン杯にリニューアル。3月のナイトゲーム、もう昼間は結構暖かいので薄着の方もいて寒そう。まだこの時期のナイトゲームは寒いので注意が必要だ。
大箱のルヴァンが入場者全員に配布され、今年からチケット価格が試合毎の変動性となり、水曜のナイトゲームという事で価格も安い。防寒にだけ気をつければなんともお得な試合だと思う。
去年はマッシモはチームの完成を急いだからか、キツめの日程でもレギュラーメンバーでカップ戦に挑んでいたが、今回は試合に出ていないメンバーを起用する事を明言。いままで見たことがないメンバーも見られ、そういう意味でも楽しみな試合だ。
今年からDAZNとなり、DAZNではルヴァン杯は流れない。予算削減の折、スカパーはもう止めてしまったので、映像で見返すことはできない。ざっと思い返して書いておく。
サブメンバーの生き残りを賭けた戦い。
システムはいつも使っている基本の4312。レギュラーからは吉田、福田、権田が先発。あとは普段出ていないメンバー。ざっと並べると、DFライン 三丸、フランコ、青木、吉田。MFは太田、小川、福田の三枚にトップ下に水野。FWはチョドンゴンと田川。
新潟は普段見ていないので、レギュラーメンバーか分からなかったが、恐らくサブ中心。442で前からプレスする新潟らしいスタイル。
出だしからプレスがよくかかっていて、新潟にボールを上手く繋がせなかった。サブ組も必死なアピールを感じられる。実績のある選手が多いが、プレーの正確性は高い。
特にアンカーに入った小川だが、展開力に関しては高橋よりも高い。守備面ではプレスにいく出足はよかったが、ポジショニングと対人守備がいま一歩。攻撃の選手だっただけに、対人守備は仕方ないかもしれない。また結構食いつく感じで守備をしていたので、バイタルを空けがちだったのが気になった。他の中盤がカバーリングしていればいいが、いつもやっているメンバーではなかった事もある。
次に水野。先制点を決めたクロスのこぼれを押し込んだシュートだが、あれをきっちりと決めきる所に技術の高さを感じる。
後は目立った所では、チョドンゴン。動き方が韓国人のセンターフォワードらしい選手だ。以前鳥栖にいた金信泳によく似ている。ポストワークやスピードなど、かなり好みの選手。5,6年前の鳥栖ならエースになっていたような選手だと思う。
悪かったほうで言えば、吉田もよくなかった。久しぶりに右でプレーしたからか、プレー自体に精細を欠いた面があった。途中からお役御免で藤田と交代。
太田も目立った場面が作れず。途中に恐らく監督指示だろうが、水野とポジションチェンジをしてトップ下に入ったりしていたが、また左IHに戻された。テストみたいなものだろうが、的確なプレーをアピールすることができず。
後はフランコ。見るのは水原戦に続いて二回目だが、やはりアジリティがなく大柄な選手ありがちだがのっそりしている。裏に加速力のある選手が入ってくると厳しい。また足元もプレースピードが遅いので相手にとっては相当狙いどころになる。正直、浦和や広島あたりの狭いスペースをついてくる精密なコンビネーションなんかを使われるとなにもできない気がする。高さはあるがその他の面が正直厳しい。
組織的には、嵌める守備が何回も見られてその点では良かった。チョドンゴンがまずプレスに行き、パスの受けてに次々とプレスをかけに走る。最後ボールの取りどころでファールをしてしまうことが多く、そこを奪えばショートカウンター発動で完璧だったのだが、惜しい場面が多かった。
試合は前半に先制点を奪いながら、後半鳥栖の左サイドを破られてクロスから失点。後半90分に高橋のミドルで逆転も、ロスタイムにまた動転に追いつかれてドロー。
もう見返せないので、最後の失点の仕方はわからない。フランコの裏にボールが入って決められたのだけは覚えている。結構プレスを頑張っていたので、全体的に疲れてプレスに行けなかったのかもしれない。なんにせよ残念な幕切れとなった。
監督コメントを見返すと、後半途中から442で安定させようとしたようだが、高橋が入った時点で442にしたかったのだろうが、あんまりはっきりと442にには見えなかった。普段やっていないサブ組中心というのもあっただろう。
サブメンバーのポジションを掴む戦いはこれからも続く。福田も去年のカップ戦で活躍し、ポジションを掴んだ。各々の厳しい戦いは続く。
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