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2017 J1第5節(A)FC東京戦

      2017/04/06

先日行われたこの試合、外出先でDAZNにて視聴。こういう時はDAZNは便利だ。いろんな出来事があって、見終わって疲れてしまう試合だった。そのせいかなんとなくまとめるのが遅くなってしまった。

FC東京とは去年からいろいろと因縁があるが、今年は林がFC東京に行き、権田が鳥栖に来たりとさらに因縁が深まった。

FC東京は大都市のクラブらしく大きな補強に打って出ており、戦力的には申し分ない。鳥栖もイバルボや小野が加入し負けていない。鳥栖は前節のC大阪戦の出来があまりよくなかっただけに立て直す事が出来るか。

FC東京は大久保ワントップの451のシステム。対する鳥栖はいつもの4312。イバルボと豊田のツートップ、中盤の三枚の構成が原川、高橋、小野の三枚。福田が外れ小野が起用される。

試合の流れをざっと追ってみる。

前半。早い先制点と東京を封じ込めるプレッシング。

鳥栖は早々に先制点を得る事に成功。上手くゴール前でフリーでボールを受けたイバルボを森重が引っ張って倒してPKを得る。イバルボは日本人には対応が難しい懐の深さを見せ、この日はとても効いていた。人がついていってもなかなかボールが取れないので、東京のディフェンスは対応に苦慮していた。

前半は鳥栖のプレッシングがよく効いていて、決定的なチャンスはほぼ作られなかった。いい前半だったと思う。このまま上手く試合をコントロールして勝ち点3を持って帰って欲しかった所だが、後半はとんでもない試合になった。

東京の上手い崩し。同点弾。

FC東京は、狭いスペースを崩す為にスピードの永井に変えて東。その後、ボランチの田邊を削ってピーターウタカを投入。

対する鳥栖は小野に代えて福田。いつもどおり福田にサイドを埋めさせて変則5バックでシャットアウトを狙った。

だが、東京の先制点は上手かった。前からずっと思っていたが、インサイドハーフと吉田が相手のSBとMFに対応する時、CBとSBの間にぽっかりスペースが出来る。サイドに追い込んで取りきれれば良かったが、そのスペースでトップ下の阿部がボール受け、ウタカに絶妙のクロス。この失点は完全にやられた。

だがまだ同点。そう思っていたが、とんでもないミスで逆転を許す。

まさかの2ミスで3-1。空回りする気持ち。

ゴール前、豊田が大きく手を広げフリーの所を、なぜか権田が飛び出して豊田にぶつかりボールをファンブル。それを橋本に蹴りこまれる。権田は移籍にあたり東京と契約解除し欧州で職探し、その後鳥栖に来た経緯があり、FC東京サポがこの移籍を快く思わない人がいる事を知っている。その為か、この試合には気合が入っていたのだろう。

それまでの権田はいつもどおり安定していた。正直豊田にクリアさせて良かったのだろうが、ここでキャッチしてボールが取れるとカウンターのチャンスになる。いいところを見せたい気持ちはわかる。だが、正直気持ちが空回りしていた。試合中ブーイングを浴び続け冷静でいられなかったのだろう。

3点目はミンヒョクとの連携ミス。どっちが悪いといい難い。だが、広島戦でもミンヒョクとの連携で危ない場面があった。よく練習して欲しい所だ。

緊迫した試合で、こういうミスから失点するのは一番萎える。実際点はミス絡みな事が多いのだが、こういう何でもないプレーで失点するのは勘弁して欲しい。

442からの大逆襲。

前後するが、3失点目前に高橋を下げ田川を投入。開幕から田川はずっと使われているが、主にサイドをスピードで突破させるために使われいる。左にイバルボをおいて右に田川、原川と福田のダブルボランチの442となる。

東京は前の中島を下げて吉本を投入。5バックを引き逃げ切りを狙う。

442になった鳥栖は、両サイドのスピードある突破が劇的に効いた。イバルボは適正はウイングだというのがよくわかった。ゴール前のスペースのない所で細かいプレーをさせるより、サイドをガンガン殴らせるのが一番相手が嫌だと思う。

前節もよくなかったが、この日の鎌田もよくなかった。インタビューでは、本人は守備に走らされて疲れてプレーが出来なかったとの弁。こぼれ玉を蹴りこんで2点目を取ったものの、あえて4312のトップ下をおく鎌田を生かすシステムを引いておいてこのレベルのプレーならば、はじめからイバルボと田川の両サイドのスピードを生かしたシステムの方がいいんじゃないかと思わせる。

守備的になり攻撃を受ける形になった東京。鳥栖は攻撃のカードを切り続ける。原川に代えてチョドンゴン。このチョドンゴンがペナルティエリアで入ってきたボールをアウトサイドで流し込む。上手い。ここで結果を出したチョドンゴンは、今後起用されていくのではないだろうか。

明暗の分かれた林と権田。

結果的に3-3で、林も権田も、GKにとってはいい結果ではないだろう。だが、プレーの内容では大きく違っていたと思う。

3-3になった後も鳥栖は猛攻を仕掛け、豊田の決定的なヒールシュートを林はファインセーブ。3失点は褒められたものではないだろうが、他にもフリーで撃ちぬいた豊田のシュートを防いだり、実は随所にチームを助けるプレーをした。

一方で権田は逆に、自らのミスでチームを苦境に追い込んだ。何とか追いついたからいいものの、もし負けていたら風当たりはもっと強かっただろう。常日頃いうように、これからのプレーでチームにこの借りを返していって欲しい。

いろいろあり過ぎて非常に疲れた試合だった。イバルボやチョドンゴンがだんだんのフィットしてきた事、このあたりは今後の光明と言えるんではないだろうか。

 -Jリーグ, サガントス

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