*

2017 J1第7節(A)ジュビロ磐田戦

      2017/04/20

時として勝者に値しないプレーぶりながら勝ちを拾う事がある。今日はそんな試合になりかけた。だがそう甘くはなかった。

今日はアウェイでジュビロ戦。中位同士の戦いという事で、お互い負けられない試合だった。ジュビロは連敗のようで、ホームで絶対に勝ちたい試合。そんな意気込みのジュビロが終始試合をコントロールした試合となった。

鳥栖はイバルボが入って上手くいっていない4312。前節との違いは原川に代わって福田が先発。一方でジュビロはこのところ4バックで戦っていたようだが、鳥栖戦に向けて3バックを採用。豊田とイバルボの強力2トップを警戒し中央を厚くした。

磐田のプレスに抑え込まれた鳥栖。

立ち上がり数分こそ鳥栖の狙いとしたプレーが出来たが、それ以降は全く鳥栖は自分たちの狙ったプレーができない。3バックのサイドのスペースを前三枚が狙ってそこを起点としたかったが、磐田の前線からの連動したプレスが効いていて、前の三枚へボールを運ぶ事ができない。

鳥栖の狙いとしては右サイドに張った小野にボールを入れてそこからビルドアップしたかったのだが、テンポの悪いパス回しに終始してなかなか小野がプレーする時間が作れない。磐田のプレスはワントップツーシャドウの前三枚が高い位置から仕掛け次々にパスの受け手にプレスをかけてくる。何度かはいいテンポでアタッキングサードまで運ぶものの、磐田のプレスの方が上回っていた。

前からくるなら長いボールを使えばいいのだが、前からのプレスが効いている上に、キック自体も精細を欠いていたり前線との呼吸も合わずちぐはぐなプレーぶりだった。

それならば磐田の組織だった集中した守備に対して、イバルボなどのわかっていても勝てない個の部分を使えばよかったが、イバルボはコンディションの為か後半早くにお役御免となる。

磐田に主導権をずっと握られつつも、鳥栖も中央は固い陣形なので、押し込まれつつも決定的な場面は作らせない。お互いチャンスが少なく眠くなるような前半だった。

鳥栖はいい所なく前半を終える。

ラッキーな勝利?かと思いきや…

後半に入り鳥栖は高橋に代えて原川を投入。しかしながら試合の流れはそうは変わらない。プレーの精度も悪くてなかなかいい攻撃ができない。後半しばらくしてイバルボから田川へ。タイプの違うプレーヤーが入ることで、鳥栖も少しはカウンターを入れたりしたものの、決定的な場面を作るには至らず。正直豊田のゴールまであんまり覚えてない。

鳥栖のいい所がほとんど見られないなか、このまま勝ち点1を持ち帰るかと思われた試合終了間際のコーナーキック。さすがエース豊田。ここぞという所でヘッドで先制弾。試合時間も残りわずか、このままセットプレー一本をとってラッキーな勝ち点3を持ち帰れるかと思ったが、あっという間にこの幻想は崩される。

次のキックオフからのプレーでまさかの失点。しまいにはラストプレーで逆転弾をお見舞いされたしまった。

パスミス、ボールの後逸、シュートミス、ディフェンスの被りと、とにかく試合を通してこれでもかというほどプレーの精度が悪く、負けても仕方のない出来ではあった。

負けに値するプレーぶり。

基本的に4312で戦うと中が固い代わりにどうしてもサイドにスペースを与えてしまう。プレスも豊田と鎌田、ときに気が向いたらイバルボがいくが、基本的に攻撃を受ける形が多い。どのチームも鳥栖とやるときはサイドを重点的に攻略してきて、そこで主導権を握られ自陣近くまで押し込まれてしまう。狙いとして深いところからカウンターの形を持っているならいいのだが、そこからのはっきりとした形は今のところない。結局後ろでボールを回してプレスにあってロングボール、逆にリトリートされて持たされて崩せなくなる。

チーム状態がいいとき、もちろん相手の守備の強度という所もあるだろうが、狭いスペースを掻い潜るパスワークを見せることもある。といっても、まだその時間も少ない。守備をまず第一に考えてチームが作られて、攻撃は個人能力に頼っている部分があるように思う。

いや、今日はシステム云々じゃない。まず第一に、選手のプレーが不甲斐なかったから負けたのだ。

 -Jリーグ, サガントス

ad

  関連記事

no image

2012J1第3節vs.横浜Fマリノス(HOME)

今日は仕事で現地いけず。先ほど録画を見終わる。ついに手にしたJ1初勝利。とても気分がよい。 鳥栖は鳥 […]

2016 1st ステージ 第3節(H)ヴァンフォーレ甲府戦

今年に入って初のベアスタ観戦。気温はこの季節としては低めの10度以下。見るほうとしては快適に観戦でき […]

no image

2011第34節vs.横浜FC(HOME)

本日現地観戦。結果、2-0の快勝。朝方から物凄い雨が続きどうなることかと思ったが、天気予報の通り午後 […]

20151st ステージ 第17節(H)サンフレッチェ広島戦

ナイトゲーム現地観戦。またしてもロスタイム、ラストプレーでの劇的な同点弾。とにかくこれにしびれながら […]

no image

J2第25節 サガン鳥栖 vs.ヴァンフォーレ甲府

今日は集中して試合を見たので気持ちが入った。その分負け試合が悲しかった。のどの奥がギュッと締まった。 […]

2016 1st ステージ 第15節(A)名古屋グランパスエイト戦

当日はリアルタイムで見ることができなかったので、先ほどスカパーにて視聴。6月に入り梅雨入りし、昨日の […]

Jリーグラボ#24 指導者 城福浩のお話 その2

前回の記事からの続きです。城福さんと言えば前回FC東京を指揮した際に掲げていた「ムービングフットボー […]

no image

2012J1第16節vs.コンサドーレ札幌戦(HOME)

開始ギリギリにスタジアムに到着。結果1-0でまたしても劇的な勝利を得た。 雨が振ったりやんだり、湿度 […]

no image

田中輝和選手 横浜FCより期限付き移籍加入のお知らせ

なんか来てました。 この度、横浜FCより田中輝和選手が期限付き移籍加入することとなりましたのでお知ら […]

no image

2012J1第11節vs.大宮アルディージャ(HOME)

当日は日陰は肌寒く日が当たると暑いというような天気。快晴でコンディションは良好。試合は1-1のドロー […]

ad

  Message

メールアドレスが公開されることはありません。

*

ad

  • Jリーグが始まった年からぼちぼちとサッカー見てました。サッカー経験はないけど、子供とボール蹴るのは楽しい。40代二児の父。鳥栖サポ。

    詳しいプロフィール
2017 J1第24節(H)ガンバ大阪戦

前節の大宮戦で意気上がるサガン鳥栖。今節の対戦はガンバ。ガンバがこの所勝ててないのが気にかかる。手負 […]

2017 J1第23節(H)大宮アルディージャ戦

数日涼しい日があったが、また暑い夏に逆戻り。若干風があり、夜は少しはましな気温だ。今節はホームで大宮 […]

2017 J1第20節(H)清水エスパルス戦

毎度気候の事を書くが、この日も高温高湿度でハードな日だったが、台風接近で風が強くて幾分ましなコンディ […]

2017 J1第19節(A)サンフレッチェ広島戦

連日猛暑の毎日。それに加えて湿度も高い。夜になっても30度近くあって、とてもまともに運動できるような […]

2017 J1第18節(H)川崎フロンターレ戦

梅雨の高温多湿の環境でのフロンターレ戦。相手は水曜日に試合をして中2日という事で、コンディション的に […]

  • follow us in feedly