2017JリーグYBCルヴァンカップ GS第6節(H)横浜Fマリノス戦
DAZNで放送がない為なのか(スカパーではやってるけど)佐賀市民デーで招待券がでているのか、雨が降った水曜ナイトゲームにしては人が多い。入場者数6207人。連戦の上に怪我人が多く、サブ組を中心に出られるメンバーで組んだようなスタメン。
スタートのシステムは4312。GK/権田DF/三丸青木フランコ藤田MF/石川小川太田トップ下/水野FW/豊田富山。なんと肺気胸の豊田がもうスタメン復帰。小野のようにすぐ怪我しない事を祈る。それにしてもマッシモは選手には相当ハードワークを課す。
マリノスの方もサブ中心。システム451で、FWのウーゴヴィエイラとトップ下のバブンスキーの外国人二人を中心とした攻撃。それに左MFにはいった強烈な左足を持った山中が怖いところ。
横浜のプレッシングに苦しんだ前半
バックラインがプレッシングに弱いとスカウティングされているのか、この日のマリノスもなかなか強烈なプレッシングをかけてきた。前半の鳥栖はボールキープもままならず。奪って組み立てようにもなかなか繋がせてもらえない。
入りからうまくいかないので、システム変更を試す。山中のサイドが破られるので、守備面を考慮して太田と石川のサイドを入れ替える。それでもうまくいかないので、442にシステムチェンジ。小川、太田のダブルボランチに、石川が左MF、水野が右MFに入る。
442にした事で、マリノスのサイド攻撃にひとまず対応できるようになり、試合は膠着状態となる。前半終了間際は鳥栖の時間帯となるものの、決定機を作るまでには至らず。
追撃のイバルボ3トップ
後半に入って早めの交代。出来の悪かった太田を下げるかと思ったら、豊田と水野を下げ、イバルボと池田を投入。しばらくはイバルボを左MFにいれて442のままだったと思うが、失点後、石川に変えて福田を投入し、433の形に。池田が真ん中に入り、左イバルボ、右富山の3トップ。あとは徹底的にクロスを放り込む。
1失点目はショートコーナーから石川がゴールキックにしようとキープした所をバブンスキーに後ろからボールを奪われる。石川は仕掛ける場面もあったがが、コンタクトとかのフィジカル面がまだまだ課題だなと思った。
この433の攻撃はなかなかわかりやすくて良かったと思う。イバルボが空けたスペースに三丸が上がってきてクロスする流れは結構良かった。三丸のクロスは富山にどんぴしゃであったボールは最高に良かったが、クロスを上げた回数に対して成功率が低かった。あとはあまりいいクロスを上げる事ができず。
池田が相変わらずいいランニングをしていて、裏へ抜けたりロングボールの起点になったりと、シュートチャンスはふかしたりしたものの、いいプレーをしたと思う。
同点になり終盤にかけての攻撃は見ごたえがあった。しかしながら、終了間際に太田がPKを与えて逆転負けとなる。試合終了間際、コンビネーションプレーから途中出場仲川に裏に抜けられ、これを太田が引っ掛けてしまう。これを決められて逆転負け。
選手の光と影。
サブのメンバーも自分を主張しようと頑張っていた。小川も太田もコンバートで不慣れなポジションながら頑張っている。小川は地味なポジションなので目立たないが、ボールを失うことなく捌けていた。ただ守備がそこまで良くないのが課題。
太田は散々の出来だった。もともとトップ下でスルーパスや前線に絡んだりと前目の選手。この日の自分の得意なプレーを見せようとスルーパスを出したりしたものの不発。システムチェンジでボランチに下がって、自分の得意なプレーを出す事もできなくなり、最後には疲れからか遅れてPKを与えてしまった。
試合に出れない中、やっとつかんだ先発。気合が入らない筈はない。試合に出れない選手がこの日に賭けていただろう。
今、CBがぜんぜんいなかったり、適正のある得意なポジションでプレー出来ていない選手が多い。それで一皮向ける選手もいるだろうが、本当に必要な場所に必要な選手が編成できていたかは疑問が残る。もちろん精一杯頑張って今の鳥栖が編成できる最善だったのかもしれない。
誰かの個人の責任といいたい訳ではない。どこに問題があったかは外側からはわからないし、結局は結果論でしかない。
ただ、久々のフル出場で疲れきって呆然とスタンドに挨拶をしていた太田の姿を見ていて、もっと輝く姿を見せたいだろうなと、本当はもっと出来るとみんなに見せたいだろうなと思った。
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