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2017 J1第13節(H)コンサドーレ札幌戦

   

今更ながら先週末のコンサドーレ札幌戦について備忘録。この日は新しい企画として「値段のないスタジアム」が行われた。なかなか運営が難しそうな企画でフロントも挑戦している姿勢が伺える。そのせいもあってか観客も14000越え。有名チームでないカードにしては結構な入場者数となった。

札幌はJ1昇格した今期、J1に絶対残る事を目指し現実的なサッカーをしていて、低予算の中でも実用性の高い補強をした。その結果が実を結んで降格圏の少し上で踏みとどまることに成功している。もうスカパー加入していないので見ることはできないが、Jリーグラボに出演していた野々村社長はさすがによく研究していると思う。鳥栖の成功を一つのロールモデルにしている。

補強の狙い目どころが上手いと感じたのは、30を超えてきて力はありながら準レギュラーにいる選手を上手く引っ張ってきた事。兵藤、早坂、金園、田中雄大など。鳥栖の早坂も右のWBでレギュラーを取りベアスタ凱旋となった。

鳥栖はいつもどおりの4312。GK/権田DF/吉田青木ミンヒョク小林MF/原川高橋福田トップ下/鎌田FW/豊田ドンゴン。
札幌は352のシステム。トップ下は置かず3ボランチ。守備の比重に重きを置いて守備時は541。都倉に当てたセカンドからサイドに展開しクロスが攻撃パターン。GK/クソンユンDF/福森河合横山MF菅兵頭宮沢荒野早坂FW金園都倉。

攻守ともに良かった前半

鳥栖のディフェンスとしては、まずは都倉にボールを入れさせない事、両ワイドにサイドチェンジを出させない事だが、両方とも上手くこなしていた。谷口の故障によって青木に出番が回ってきていて、最近試合に出続けている為か、この日の青木は非常にすばらしかった。コンタクトプレーも当たり負けしないし出足も早くインターセプトもなんどか見せた。調子を上げてきている事がよくわかり本来の自身の持つ力を見せてくれた。

攻撃面では、札幌は両ワイドが下がって5バックの形になりFWが助けにこないと中盤が薄く、サイドではある程度ボールが持てる形になる。それを上手くいかしパス交換から高橋がいい形でボールを貰って吉田にスルーパースを通す事が出来た。一連のプレーがきれいに決まったパーフェクトゴールだった。

前半を通してシュートチャンスまで持ち込む決定的なシーンを2、3度つくるものの、追加点を奪うことが出来ない。前半半ばから終盤にかけての鳥栖の時間帯、ここで追加点が奪えていればホーム新潟戦のように楽な試合にする事が出来たのだが。

ここ最近の必勝パターン。亀になって逃切る。

後半に入ると膠着状態。鳥栖も先制しているので、無理にリスクを犯さなくてもよい。75分過ぎあたりまでは5分のポゼッションで推移する。

課題があるならば、もっとスムーズな繋ぎが出来ていれば楽な試合運びが出来たのだが、サイドに運んでから詰まって戻す、ここまではいいのだが、相手のプレスにかかってロングボールを蹴るシーンが結構見られた。

スタジアムの熱狂が前にボールを運ぶことを求めていたのかもしれないが、もっと適度にボールを回して相手を走らせる事が出来れば、余裕を持った試合運びが出来るはずだ。

最近では追加点が取れないと5バックで逃げ切るのが定番のパターンとなっている。最初は藤田を入れて吉田青木ミンヒョク小林藤田の5バックにしたのだが、札幌も2CBにして前線を増やし長身の上原を入れてのパワープレーの展開となり、肝を冷やしてフランコを投入。事故もありえる展開だったが、ばっちりと押さえ込んだ。都倉がシュートしたシーンもあったが、上手く体を寄せてしっかり打たせなかった。

ミスが少なくていい試合

もうずっとだが、このチームはやられるときはだいたいミス絡みが多い。あれだけ守備しているので、そうそうチャンスは作らせないのだが、頻発するミスで試合が崩れる事が多い。

ひとつは右SBが小林になったのが大きい気がする。小林は元々CBだけあって守備は安定していて高さもある。絞ってもCBと遜色なく守れる。攻撃面はそこまで期待できないかもしれないが、バックラインの安定感は増したと思う。攻撃的な左と守備的な右という構図だが、バランスがよくなったような気がする。

次は大宮戦。大宮は渋谷監督が解任し鳥栖にもいた伊藤彰が就任。就任直後の試合で申し訳ないが、もっと上を目指す鳥栖も負けられない。

 -Jリーグ, サガントス

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